お金のトレーニングスタジオ「ABCash」、海外向け金融教育プロジェクト「ABCash for Asia」を始動 〜第一弾はフィリピンで働く方々に金融教育を提供〜
金融教育ベンチャー・ABCash Technologiesが海外向けイベント「ABCash for Asia」を開催しました!
当社は、2023年6月21日(水)に、海外向け金融教育プロジェクト「ABCash for Asia」の第一弾としてフィリピンの方向けにイベントを行いました。
一昨年は「ABCash for Africa」を実施しましたが、今回は「ABCash for Asia」と題し、アジアを対象にした金融教育を行いました。第一弾はフィリピンに着目し、ゲストはフィリピン現地でマイクロファイナンス事業をしている方々をお招きしました。開催の背景として、フィリピンでは成人の半数以上が銀行口座を保有しておらず、計画的な家計管理を行っている人が少ないとされています。融資したものの、貯蓄の習慣化ができていないためローンの返済が滞ってしまう顧客やマイクロファイナンス企業が多いといいます。
こうした状況だからこそ、世界の金融リテラシー向上に目を向けることで、世界の人々の生活を少しでも豊かに出来る可能性があると思い、「ABCash」の家計管理メソッドを活用した海外向け金融教育「ABCash for Asia」を提供する運びとなりました。
前半ではお金について学ぶことの大切さや、具体的な家計管理の仕方について、当社のファイナンシャルコンサルタントが講義をしました。
また後半は当社代表・児玉も交えてディスカッションを行い、フィリピンでの“お金”に関する様々な不安や現状について多くの意見を交わしました。
また、フィリピン現地の方から見た、お金のトレーニングスタジオ「ABCash」の魅力や当社に期待することなどをお話いただきました。

テーマは、「家計管理及び支出報告の習慣化について教える」
「ABCash for Asia」第一弾のフィリピン編では、「家計管理及び支出報告の習慣化について教える」というテーマで実施いたしました。現地の方はお金は手元にあったらあった分だけ使ってしまうことが多いといいます。だからこそ、支出管理などを含めてなぜ自分が”お金”について学ばなければいけないのか知る時間になるよう、カリキュラムを作りました。
また、質問の中で”ティーチング”と”コーチング”の違いについて考えさせられる場面がありました。ティーチングは「知識やノウハウを教える」、コーチングは「自ら答えを出せるように導いていく」ことですが、この2つをしっかりと理解して使い分けなければ、本人はやらされ意識を持ち、行動に移りにくい傾向があります。コーチングをしっかり行い「なぜやるのか」という本人の意思を問うことで、本人の課題解決に繋がります。フィリピンの地域性とこの使い分けが習慣化に近づく一歩になるかもしれないと感じました。
お金について学ぶことは万国共通
当日の進行は全て英語で進行していくということで、普段のトレーニングにはない緊張の中始まりました。参加者の方が口を揃えて「緊張しなくて大丈夫よ」というお声がけもあり、アイスブレイクを通して少し場が和んだところで本編がスタートしていきました。
話はワークを交えてディスカッション形式で考えながら進めていき、活発な意見も多くありました。フィリピンの土壌に合わせてカリキュラムを組んで進めていたこともあり、一緒に考えることもできて、参加者の中からお金について学ぶことがとても大切であるというワードが出てきました。
続いて、「ラテマネー(※1)」について問いがあった際、積み重ねていくことでお金が浪費に変わっていくことを聞いて、自分のことのように考えさせられたという声が上がりました。さらに、実際にファイナンシャルコンサルタントが使っているトレーニングを披露し、細かい家計管理の仕方に頷きながらお金について知ることの大切さを噛み締めていました。
今回、トレーニングをする中で多く口にしていた言葉が「ゴールを作ること」です。何のためにお金を貯めていくのかを考え、何を削って何を削らないのかしっかり自分の支出管理をすることが大切だということを熱を込めて伝えていました。
ABCashのトレーニングは、毎日やることで習慣化されていくことの実践力が大事なポイントです。この強みが少し届いた瞬間でもありました。
「どんなお客さん(生徒さん)が多いですか?」
こんな質問が講義の途中で出てきました。ABCashの生徒さんは「20−30歳の女性が多いです」。この世代は、新しいものへの感度が高く、体験したことをシェアする傾向が男性より高いことが理由です。加えて、先方のCOOは20代であれば男性より女性の方が、こうした習い事に対してお金を払う傾向があるのではないかということも挙げていました。
ーーー若い世代から新しい流行ができていく
この理由を話すと「確かに」納得の声が上がり、フィリピンもその点は似ているということでした。
※1) 「ラテマネー」とは、毎日のコーヒー代やカフェラテ代が積み重なると月の支出も大きくなり痛手になるということ。

フィリピンで金融教育を広めていくには「コーチングの質」
「実際にフィリピンで行うには、難しい?」「どんな感じでフィリピンでも活用していけるのか」
この質問が多く出ました。この質問に対しての回答は、「日々の家計管理をしっかりと行い、義務感を感じさせる」ことが大切であるということ。また、ティーチングとコーチングを大事にすること。理由は、何に困っていて、何を達成したいのか。やりたいことに対しての逆算を考えることにつながるからです。
確かに、人によって前向きになるポイントは違いますし、既に言語化できる人もいます。では、ぼやっとしている場合は?どうしたら良いのか。
正直、ABCashに入会いただく生徒さんの7割くらいは目標が明確ではなくぼやっとしています。夢や目標を見つけるためには、形式的にライフプランのワークシートを書いてもらい、欲求を細かいところまで追求して掻き立てていくことが大切です。そして、欲求が出たら優先順位をつけていきますが、その付け方も一緒に考えていき、現状を丁寧に伝え未来に向けても言語化していきます。
日本ではこの方法が良いとされているもののフィリピンではどうか。
実際にフィリピンで行うには、どのようにコーチングするかが一番難しいポイントです。例えば、ローンの返済よりも目の前のビールを優先してしまうがために、ローン返済できなくなる方もいます。そういった方々に対して、単純に「無駄なお金を使わないことが大事」というノウハウをティーチングするのではなく、相手の欲求の優先順位も見極めたうえで、どのように相手の行動を変えていけるかが難しいところです。
だからこそ、ABCashのコーチングメソッドをフィリピンでどう落としていくのか考え、本物のコーチングをしていく必要があるかもしれません。

”お金”を借りる・返すという当たり前のことを改めて考える必要がある
最後に代表・児玉とディスカッションをしました。
フィリピンでは当たり前のように、お金の返済が遅延しているそうです。現地の方々は、きちんとおお金を返していかないといけないことへの意識が薄くなっていたり、そもそもお金ってなんで借りられるのかを考えることが重要だと仰っていました。
ーーー単純にお金を貸すのではなく、意味を把握すること
参加した現地の方々は、「フィリピンの人は、ギャンブルが好きだから投資よりは運任せの雰囲気ではある。銀行でお金を持たない、投資は不動産投資が一番多いし、現物主義(金、不動産などものとして持っていたい)が拭えない。」という話がありました。
「金融教育」というのは日本もフィリピンもまだまだ広まっていないことが感じられますが、生活を豊かにしたい、という考えは双方同じです。ABCashのトレーニングはフィリピンでも通用すると考えています。もちろん、スムーズにできる人もいますし、できない人もいるかと思います。できないのは、ティーチングが多いからです。コーチングをベースに、フィリピンにおいても顧客を教育できるようになると前向きにお金に対して考えることができる人が増えていきそうです。
今後も当社は、日本の枠を越えて世界中の人々が正しい金融リテラシーを身につけ、自立して生きていける世の中を目指し、金融教育推進プロジェクトを進めてまいります。

◾️お金のトレーニングスタジオ「ABCash」とは
「10年後、なりたい自分をお金であきらめない」をコンセプトとし、「お金の学習データ」をベースに、パーソナル講師が1人1人に合わせてトレーニングメニューを提案し、家計管理〜資産形成に必要な金融リテラシー習得をマンツーマンで伴走サポートするサービスです。
2018年の創業以来、Z世代・ミレニアル世代を中心に30,000人以上にお金のトレーニングを提供しています。
中立性を軸としているため、金融商品の販売・斡旋は一切行いません。
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